帰路へ、帰路へ。

なにか用事があったはずだが、時間にはまだ余裕があって手持ち無沙汰だった。
昔バイトしてた所で助っ人しつつ時間を潰す。
楽しい。
上機嫌なのか態度の良い客の接客をしつつ、助けつつ助けられつつチームワークで店を効率的に回す。
団体競技は好きじゃないが、団体競技の楽しさはこういうことなんだろうな、と。

夢だった。
そりゃそうだ。暑苦しさで目覚めた割には目覚めは良かった。
寝汗をシャワーで流しながら、冷静に考えれば数年前に働いていた手隙な人間だからってちょっと数時間とか無責任に働かせていいわけはない。個人経営ならともかく、コンビニだし。
シャワーから出て時間を確認すると、お昼前。少し寝すぎた。
今週は珍しく2連休だが、今日も明日もブラジルイベントだかで通ってるカポエィラ教室は休みだった。
先週はメンバーの昇段式で、見に行って面白かったけど身体は動かせていない(昇段式に出られるのはメンバー。他団体の有段者も最後の方のホーダに混ざっていたけど)
このままでは運動不足が加速してしまう!
ということで散歩をすることにした。
昔住んでいた付近を彷徨っただけの日記。長過ぎるから追記。久々に長文を書いた。
昔住んでいた所とか、昔通ってた通学路がふと恋しく懐かしくなる事があるので、昔住んでた付近を彷徨おう。
PCをつけたりTVをつけたりすると床に根が生えるのでパッと着替えて電車内の暇つぶし用のゲームとスマホと財布だけ持って家を出る。
電車に揺られる事30分。
おお懐かしや我が故郷。
・・・というほど懐かしさがこみ上げてこない。なんでだ?
まぁいいか。とりあえず歩こう。
駅を出て、川沿いに昔住んでいた家まで行く。途中にある自動販売機で安いオレンジジースを買う。不味いけど水分補給は怠らない。
こっちになんかあったっけ、と横道へ寄り道したりしつつ元我が家の前に着く。
元我が家というかただの実家で、休みなら実父がいるかも知れないが会いに来たわけじゃないし特に挨拶もしないし入る気も無い。ちょっとトイレ貸してほしい気もするけど。
実家の裏手の公園へ行ってみる。
元から小さくて遊具も二種しか無く砂場すら無い公園だったが、ブランコの方向が変わって数が減っている程度で特に変わってない。
その公園のすぐ近くには旧友の家があるが、アポなしで押し掛ける程非常識じゃない。
旧友の家を通り過ぎつつ、昔通っていた中学校への通学路を歩く。
通学路というより舗装されてるだけの山といって差し支えなさそうな自然と木造の古い家の多い坂道を登っていく。
こんな道を毎日わざわざ歩いていたのか。アホじゃないのか。たかだか中学校レベルの勉強の為に。
・・・いや、アホなのはこんな道を歩いてまで通ってたのにロクに勉強もしなかった俺か。
俺が先生だったら「この辺は坂が多い。わざわざ坂を登って通学してんだ。勉強しないと損だぞ」的な事を言うかもしれない。
中学生なんていう生意気ざかりがそんな言葉に耳を貸すかは別だけど。
坂と階段を登りきって左にある公園で一休みをする。
遊具は変わって小さくなってしまっているが懐かしい。山の斜面側に入らないように柵があるが、その柵を超えて秘密基地を作ろうとしてた事もあったっけ。
適当に休憩を終えて、中学校へ歩きだす。公園からは近くてすぐに到着した。
野球部が練習でもしているのか門は空いているが、おそらく入る権利は無い。
中学校を素通りして昔の帰り道を歩く。
昔は家の方向がやや違う友達と話しながら帰る時にやや遠回りしたもんだ。
そのルートがいくつかあるせいで坂を降りたり登ったり。
中学校からは一番遠い元帰路の公園へ立ち寄った。
思ってるより体力が落ちているのか、暑さのせいか、歳のせいか、公園ごとに休憩が必要なくらい汗をかくし、公園近くの自販機ごとにお茶を買うようなペースで水分を補給してしまう。
公園の近くの坂をやや降りて、「そういやこの辺にもあっちにも旧友の家があったな」と思いつつ自販機でお茶を買って公園に戻る。
木陰のベンチでお茶を飲みつつ時間を確認するとお昼だった。
親友とLINEで雑談をしたり、この辺で変な噂が流れても良いし公園は独り占め状態なので、少しカポエィラの自主練して身体を動かす。
一人でやってると5分くらい技の動きを確認したりして終わってしまう。自主練のセンスがなさすぎる。
親友に相談すると「目標を持つとかコンボを組んで見るとか、そのコンボを上塗りする」とかアドバイスをくれた。もうこいつが格闘技やればいいのに。
アドバイスを参考に身体を動かす。が、30分弱くらいで飽きてしまう。まぁ散歩もまだまだ続くしこんなもんだろう。
さっきの自販機で飲み干していた空のペットボトルを捨てて、新しいお茶を買って出発だ。
あちこち歩き回る。
通った事のある道だとわかるが、誰と通った道だかはうろ覚えだったりする道を歩く。
この先行くと戻りがしんどいとわかる道を途中で引き返したりする。過去には帰れないけど。
お茶を飲んだりする。レモンだかオレンジだかの味のする水のような清涼水などを飲んだりもする。
なんか通った事のあるようなうろ覚えの道を通りながら、どこに繋がるのか考えていたら小学校の頃の通学路へ出ていた。
一番確認したかった、一番気になっていた所へなんとなく着いてしまった。
通学路にあった、ご老人がやっていた駄菓子屋だった。
別に思い出があるわけじゃない。そこのお店で買ったのだって何回だろうか、片手で数えられる程にも覚えていない。
そんな店、だった。
過去形。
今では駐車場になっていた。
駐車場。店は畳んで居ても家がそのままだったり、家が新しくなっていたり、別の家やアパートが建っていたり、そういうことならここまで感傷的にはならなかったと思う。
感傷的な気分を引きずるように通学路を歩いて、小学校へ向かってみる。
またも坂道だ。坂道を登った先には104段だかの階段だ。
階段を登り切ると、小学校の裏門へ出る。また野球部なのか門が空いているが中学校よりも更に昔の卒業生入って良いはずもない。(多分
裏門を通り過ぎ、正門への坂道を登る。正門から見たらやはり野球部だ。
校庭で水を撒きながら練習している。
校庭や校舎よりも、校庭の先にある山をちょっと整備しただけの遊歩道みたいなところを歩きたい。
遊歩道から外れて、山の斜面を使って草木を利用した秘密基地を作ったもんだ。遊歩道の近くにはうさぎや孔雀を買っている小屋があったな。懐かしい。
その気になれば、柵を乗り越えて気づかれずに山の遊歩道へは侵入できるかもしれないが常識的に考えてやめておく。
正門前の坂を登りきり、自販機で水分補給をして懐かしい道を辿りつつ気がつけば実家の近くまで来てしまっていた。
自宅が中心点なので懐かしの道をたどれば自宅へ着く。仕方ないが坂道が多くてあちこち回るのはしんどい。
情緒もへったくれもないが、効率的な動き方を考えてから来ればよかったかもしれない。
自宅近くのコンビニで、お稲荷さん3つ入りと惣菜の春巻きを買った。お昼ご飯のつもりじゃなかったが、起きてから何も食べていないまま(不思議とお腹は減らなかった)3時間近く歩き通していたから腹に何か入れた方が良さそうだったのだ。
微かな記憶の道を歩き、特に記憶の残っていない公園のベンチで先客のご老人と「暑いですねー」と言った程度の会話をしながら、お稲荷さんを食べる。そういえばこれまでの立ち寄った公園や見かけた公園はほとんど独り占めだった。
さぁ、食べ終えたら出発だ。
通った事のあるような、無いような、近くに旧友の家があるからその関係かもしれない道を歩く。
自然に動く足に任せ移ろいゆく景色を眺めていると次第に記憶がはっきりしてきた、覚えてないのも当然でずいぶん昔に何度か行った事がある程度の公園への道だった。
坂の斜面を3段くらいに分けた公園で、昔は3段を横切るような長いローラー滑り台があった公園だ。土方の人達が休憩している。
今では滑り台は撤去されてしまい、階段と柵だけの見晴らし台みたいになってしまっている。他の遊具は錨のようなものとか船のスクリューみたいだベンチ?だ。海がモチーフな公園なのだろうか。
見晴台に登ってはみたものの眺めは全く良くない。
なんの意味も成さないような見晴らし台に悲しくなりながら、近くのベンチで一休み。
なんというか、思ってた程懐かしさはないがノスタルジーはもう十分な気がした。帰ろう。
坂道を下って、家方向へ向かおうとしたがその前の横道をちょっと覗く。何か記憶に触れた。
そうだった、市民プールだった。
水着やらを持っていたらプールもいいかもしれない。この暑さだ、浮き輪でプカプカしているだけでも涼しいし。
水着の女性で目の保養になるかもしれないし。
今は水着を持っていないし、流れもしない家から近いだけが利点の25m市民プールに行くなら今の自宅近くにする。
ので、プールを一瞥して引き返す。
さぁ今度こそ帰ろうかな。おや、こっちの道はたしか・・・?
気がつけば商店街に居た。
未だに結構賑わっているが、あまり記憶に無くて古めの店などを見てもちっともノスタルジーは感じ無い。
商店街にあるチェーン店の百均を見てはじめて帽子があったほうがいいんじゃないかと思いついた。
もう3時頃で、これからは涼しくなる方だしもう帰る気で居たが一応買っておく。
さて、帰るか。
自宅の近くを通り、駅の近くまでやってきた。
やや大型の交差点にある看板に、駅まで数十メートルと描かれている。
その下には、森林公園まで1.8kmと描かれている。矢印の先には長い坂だ。
ふーん。。。そういえば何度か行った事あったな。
・・・交差点の近くのコンビニでアイスを購入した。
自分でも嘘だろ?と思ったが自然と足は坂を登り始める。ハイキングハイ、みたいのがあるのだろうか。字面がなんか王にハイハイ言ってるみたいで嫌だな。
アイスをかじりながら坂を登っていく。坂の途中には湧き水がある。
昔は崖の岩にパイプをぶっ刺したみたいな有様の湧き水だったが、今はコンクリートにパイプがぶっ刺さっている感じになっていた。
古くから生活用水にされてきた水でそのまま飲むには適さないが災害時などは役立つかもよ、的な事が書かれた看板を読みながら湧き水に触れると冷たくて気持ちがいい。
それまでは水道で濡らしていたハンカチを湧き水で濡らすと拭いた時の気持ちよさが格段に違った。
坂道を登り切ってもしばらく冷たさは続いた。
坂を登り切ると商店街だ。商店街を通り抜けてしばらく歩く。
森林公園へ着いた。
「公園内では自転車に乗らないでください」と書かれた看板を通り過ぎて近くの木陰ベンチで一息入れていると中学生くらいの三人組が自転車に乗って通り過ぎていった。注意する義理も無い。
疲労が原因?の頻尿で園内のトイレをハシゴしつつテキトーに散策する。
小さな池に近寄ると、水中に大きめの亀が居た。
餌をやる人が居るのだろうか、寄ってきた。
餌はねーよ。と手を振っても理解されず、増える亀。
4匹まで増えた。水面を叩くように泳ぐ自己主張の激しい一匹以外に見分けがつかない。亀って動き回る貝みたいなもんだなぁ。
と思いながら池を後にする。
テキトーに歩いていると、馬小屋があるらしい。初めて知った、行ってみよう。
日によっては触ったり乗ったりいろいろ出来るみたいだが、タイミングが悪いらしく馬小屋の横から顔を眺める程度しか出来ない。
でかい!
馬ってこんなにでかいもんなのか、と驚いた。
そろそろ、いい加減帰ろう。思えば遠くまで来たものです。最寄り駅が最初に降りた駅から2つ先の駅だった。しかもそこまでも少しかかるし、そこに至る道すら思い出の道である。
昔、離婚した母の家に週末通う時に歩いた道を歩く。
坂道を降りるときに、またも湧き水がある。こちらも冷たくて気持ちが良い。
湧き水に触れられるのは好きだ。地下に隠してしまったり川に流してしまうのはもったいない気がする。
坂を下りきり、駅の近くまで行く。
この辺には流れるプールなどがある大型のプールがあった気がするけど道覚えてないし、水着なども無いし時間も時間だから行く気もしない。
プールに行く気は全く無かったが、線路沿いの昔母が住んでいた所には立ち寄ってみよう。
線路沿いを歩き、目的地の近くにあった公園が見えた。公園の向こうには昔母が住んでいた・・・・家が・・・家・・・、・・・どれだ?
何軒かのコンクリートマンションのようなものが建ち並んでいるが、どれが昔母が住んでいた家だったか完全に忘れてしまっている。
もしかしたら壊されて新しいのになっているのかもしれない。新しく見えないマンションのようなアパートも見覚えがあるか怪しい。
ま、まぁいいや。回り道をして引き返した。偶然にも昔母が住んでいた家からスーパーへ向かう時に歩いた道だった。速度を出させない為か無駄に曲がりくねった車道。覚えているぞ。
スーパーに着き、昔と変わらずドーナツを売っているミスドを素通りして駅へ。
帰る。もう行き着く先も無い。旅の終点はこの駅だ。
帰りの電車を待つホームからの景色、この景色だ、確かに見覚えがあった。昔の母の家のもホームからなら、もしかしたら区別が着くかもしれない。
母の家の方向へ向かおうとした時、その懐かしい景色は電車の外装へ変わった。
ため息のように冷気を吐き出した電車が俺を乗せて動き出す。
過去の帰路から、今の帰路へ。
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